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書誌情報
貸出可
019.021
N
資料が置いてある場所
なぜ働いていると本が読めなくなるのか
[著者名]
三宅香帆
[出版者]
集英社
[出版年]
2024
■
貸出・返却・予約状況
[所蔵数]
1
[予約数]
0
64277
:
9
■
所蔵事項
[登録番号]
1100047192
[請求記号]
019.021-N
[資料区分]
図書(和)
[貸出区分]
貸出可
[場所]
新刊コーナー1
[状態]
貸出可
■
書誌事項
タイトル
なぜ働いていると本が読めなくなるのか
著者
三宅香帆
出版社
集英社
発行日
2024
形態
ページ・数量:285 大きさ:18
シリーズ
集英社新書
目次/記事
まえがき 本が読めなかったから、会社をやめました
目次/記事
気づけば本を読んでいなかった社会人1年目 / 本を読む時間はあるのに、スマホを見てしまう / 本を読む余裕のない社会って、おかしくないですか? / AI時代の、人間らしい働き方 / あなたの「文化」は、「労働」に搾取されている / 労働と文化を両立できる社会のために
目次/記事
【序章 労働と読書は両立しない?】
目次/記事
労働と読書は両立しない? / 速読、情報処理スキル、読書術 / 社会の格差と読書意欲 / 日本人はいつ本を読んでいたのか
目次/記事
【第一章 労働を煽る自己啓発書の誕生ー明治時代】
目次/記事
1 自分の好きな本を読めるようになった時代
目次/記事
日本の長時間労働の幕開け / 句読点と黙読によって本が読みやすくなった / 「自分のニーズに合った読書をする」図書館文化
目次/記事
2 日本初の男性向け自己啓発書『西国立志編』
目次/記事
「仰げば尊し」と立身出世 / 明治時代のミリオンセラー / ”Self-Help”と自助努力の精神
目次/記事
3 修養ブームの誕生と階級格差
目次/記事
「ホモソーシャル」な「自己啓発書」の誕生 / ビジネス雑誌の流行 / 自己啓発書をめぐる日本の階級格差
目次/記事
【第二章 「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級ー大正時代】
目次/記事
1 大正時代の社会不安と宗教・内省ブーム
目次/記事
効率重視の教養は、今に始まったことなのか? / 読書人口の増加 / 日露戦争後の社会不安 / スピリチュアルが、社会主義が、売れる!
目次/記事
2 辛いサラリーマンの誕生
目次/記事
「サラリーマン」の登場 / 労働が辛いサラリマーン像、誕生 / 疲れたサラリーマン諸君へ、『痴人の愛』
目次/記事
3 教養の誕生と修養との分離
目次/記事
田舎の独学ブーム / 「社員教育」の元祖としての「修養」 / エリート学生の間に広まる「教養主義」 / 総合雑誌が担ったもの / 「教養」と「労働」の距離
目次/記事
【第三章 戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか?-昭和戦前・戦中】
目次/記事
1 日本で最初の「積読」本
目次/記事
円本の成功と驚異の初版部数 / 改造社の『現代日本文学全集』の大博打 / 円本ブーム成功の理由①「書斎」文化のインテリアとしての機能 / 円本ブーム成功の理由②サラリーマンの月給の適した「月額払い」メディア / 円本ブーム成功の理由③新聞広告戦略、大当たり
目次/記事
2 円本は都市部以外でも読まれていた
目次/記事
円本=日本で最初の「積読」セット? / 農村部でも読まれていた円本
目次/記事
3 教養アンチテーゼ・大衆小説
目次/記事
「受動的な娯楽」に読書は入るか? / 戦前サラリーマンはいつ本を読んでいたのか? / 忙殺されるサラリーマンたち / もはや本を読むどころではない戦時中
目次/記事
【第四章 「ビジネスマン」に読まれたベストセラーー1950~60年代】
目次/記事
1 1950年代の「教養」をめぐる階級差
目次/記事
ギャンブルブームの戦後サラリーマン / 「教養」を求める勤労青年 / 紙の高騰は「全集」と「文庫」を普及させた
目次/記事
2 サラリーマン小説の流行
目次/記事
源氏鶏太のエンタメサラリーマン小説 / 読書術の刊行が示す「読書危機」 / 日本史上最も労働時間の長いサラリーマンたち
目次/記事
3 ビジネスマン向けハウツーほんの興隆
目次/記事
「役に立つ」新書の登場 / 「本」を階級から解放する / 勉強法がベストセラーになる時代
目次/記事
【第五章 司馬遼太郎の文庫本を読むサラリーマンー1970年代】
目次/記事
1 司馬遼太郎はなぜ70年代のサラリーマンに読まれたのか?
目次/記事
なぜみんな「坂の上の雲」を買ったのだろう? / 司馬作品の魅力の源泉
目次/記事
2 テレセラーの誕生と週休1日制のサラリーマン
目次/記事
テレビによって売れる本 / 土曜8時のテレビと週休1日制 / 「テレビ売れ」に怒る作家、「TikTok売れ」に怒る書評家
目次/記事
3 70年代に読む司馬作品のノスタルジー
目次/記事
通勤電車と文庫本は相性が良い / 70年代と企業文化の相似性 / 企業の「自己啓発」重視文化の誕生 / 「国家」と「会社」の相似性 / 社会不安の時代に読む『竜馬がゆく』/『坂の上の雲』は懐メロだった?
目次/記事
【第六章 女たちのカルチャーセンターとミリオンセラーー1980年代】
目次/記事
1 バブル経済と出版バブル
目次/記事
「嫁さんになれよ」だなんて言えない時代になっても / ミリオンセラーと長時間労働サラリーマン
目次/記事
2 「コミュ力」時代の到来
目次/記事
サラリーマンに読まれた「BIG tomorrow」/ 70年代の「教養」と80年代の「コミュ力」/ 「僕」と「私」の物語はなぜ売れた?/本をみんな読んでいた?
目次/記事
3 カルチャーセンターをめぐる階級の問題
目次/記事
カルチャーセンターに通う主婦・OLへの蔑視 / 「大学ではない場の学び」 / 女性作家の興隆と階級の問題
目次/記事
【第7章 行動と経済の時代への転換点ー1990年代】
目次/記事
1 さくらももこと心理テスト
目次/記事
90年代は「そういうふうにできている」 / さくらももこと心理テストの時代
目次/記事
2 自己啓発書の誕生と新自由主義の萌芽
目次/記事
『脳内革命』と〈行動〉重視の自己啓発書 / 〈内面〉の時代から〈行動〉の時代へ / 労働環境の変化と新自由主義の萌芽 / 〈政治の時代〉から〈経済の時代〉へ
目次/記事
3 読書とはノイズである
目次/記事
読書離れと自己啓発書 / 自己啓発書はノイズを除去する / 読書は、労働のノイズになる / ノイズのない「バズドラ」、ノイズだらけの読書
目次/記事
【第八章 仕事がアイデンティティになる社会ー2000年代】
目次/記事
1 労働で「自己実現」を果たす時代
目次/記事
自己実現の時代 / ゆとり教育と『13歳のハローワーク』/ 労働者の実存が労働によって埋め合わされる / 余暇を楽しむ時間もお金もない
目次/記事
2 本は読めなくても、インターネットはできるのはなぜか?
目次/記事
IT革命と読書時間の減少 / 『電車男』とは何だったのか / インターネットの情報の「転覆性」 / 本は読めなくても、インターネットはできるのはなぜか? / 情報も自己啓発書も、階級を無効化する
目次/記事
3 本が読めない社会なんておかしい
目次/記事
過去はノイズである / 情報とは、ノイズの除去された知識である / 読書は楽しまれることができるか?
目次/記事
【第九章 読書は人生の「ノイズ」なのか?-2010年代】
目次/記事
1 働き方改革と労働小説
目次/記事
「多動力」の時代に / 新自由主義とは何か / 働き方改革と時代の変わり目 / ノマド、副業、個で生きる / 労働小説の勃興
目次/記事
2 「娯楽」が「情報」になる日
目次/記事
SNSと読書量 / 本を早送りで読む人たち? / 自分と関係がない情報、という「ノイズ」
目次/記事
3 他者の文脈を知る
目次/記事
『推し、燃ゆ』とシリアスレジャー / 自分以外の文脈を配置する / 仕事以外の文脈を思い出す / 半身で働く / 「働いていても本が読める」社会
目次/記事
【最終章 「全身全霊」をやめませんか】
目次/記事
強制されていないのに、自分で自分を搾取する「疲労社会」 / 「燃え尽き症候群は、かっこいいですか? / トータル・ワーク社会 / 「全身」を求められる私たち / 「全身全霊」を褒めるのを、やめませんか / 「半身社会」こそが新時代である / 半身社会を生きる
目次/記事
あとがき 働きながら本を読むコツをお伝えします
ISBN
978-4-08-721312-6
内容紹介
「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」…そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは?すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。
受賞情報
2025新書大賞