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書誌情報
貸出可
371.42
G
資料が置いてある場所
学校に行かない子どもの社会史
[著者名]
田中佑弥
[出版者]
慶應義塾大学出版会
[出版年]
2024
■
貸出・返却・予約状況
[所蔵数]
1
[予約数]
0
63774
:
9
■
所蔵事項
[登録番号]
1100047043
[請求記号]
371.42-G
[資料区分]
図書(和)
[貸出区分]
貸出可
[場所]
新刊コーナー1
[状態]
貸出可
■
書誌事項
タイトル
学校に行かない子どもの社会史
不登校とフリースクールの源流
著者
田中佑弥
出版社
慶應義塾大学出版会
発行日
2024
形態
ページ・数量:ⅷ,21,224,21 大きさ:22
件名
不登校
(フ トウコウ)
フリースクール
(フリー スクール)
目次/記事
〔序章〕
目次/記事
1 本研究の概要
目次/記事
(1)研究目的/(2)研究対象/(3)研究方法
目次/記事
2 用語の説明
目次/記事
(1)学校に行かない子ども/(2)学校外の学びの場
目次/記事
3 先行研究の検討
目次/記事
(1)学校に行かない子どもに関する先行研究/(2)フリースクール研究
目次/記事
4 本研究が歴史記述において重視する点
目次/記事
(1)学校に行かない子どもの問題化過程/(2)多様な人びとによる複雑な相互作用
目次/記事
5 本書の構成
目次/記事
【第Ⅰ部 学校に行かない子どもの問題化と学校外における諸対応ー日本児童精神医学会と学校外の学びの場に着目して】
目次/記事
〔第一章 学校に行かない子どもの研究と専門的対応の開始ー一九六〇年代を中心に〕
目次/記事
はじめに
目次/記事
1 学校に行かない子どもの研究の開始
目次/記事
(1)研究開始以前の学校に行かない子ども/(2)学校に行かない子どもと専門家の出会い/(3)日本児童精神医学会の発足
目次/記事
2 医師や行政職員による学校に行かない子どもへの対応
目次/記事
(1)診断書発行/(2)施設収容
目次/記事
おわりに
目次/記事
〔第二章 教育問題の顕在化と学校外の学びの場の成立ー一九七〇年代を中心に〕
目次/記事
はじめに
目次/記事
1 大学と学問の問い直し
目次/記事
2 初等中等教育における教育問題の顕在化
目次/記事
3 「落ちこぼし」-学校に行かない子どもに先行する教育問題
目次/記事
(1)「落ちこぼれ」のリフレーミング/(2)遠山啓と算数教室/(3)母親たちによる算数教室
目次/記事
4 補習塾による子ども支援
目次/記事
(1)八杉晴実と東進会/(2)「わかる子をふやす会」の発足/(3)「学校外で学ぶ子の支援塾全国ネット」の発足/(4)学校に行かない子どもへの支援事例
目次/記事
5 学校に行かない子どもへのその他の対応
目次/記事
おわりに
目次/記事
〔第三章 子どもの人権侵害と新しい教育の希求ー一九八〇年代を中心に〕
目次/記事
はじめに
目次/記事
1 子供の人権侵害
目次/記事
2 新しい教育の希求
目次/記事
(1)『ミュンヘンの小学生』と『窓ぎわのトットちゃん』/(2)フリースクールへの注目/(3)フリースクール研究会/(4)諸外国におけるオルタナティブ教育の紹介/(5)新たな学びの場の開設
目次/記事
3 臨時教育審議会と「自由」
目次/記事
おわりに
目次/記事
【第Ⅱ部 学校に行かない子どもに関する認識と対応の変容過程-奥地圭子たちの活動に着目して】
目次/記事
〔第四章 学校に行かない子どもに関する新たな認識の生成ー渡辺位と奥地圭子を中心に〕
目次/記事
はじめに
目次/記事
1 学校に行かない子どもに関する渡辺の認識の変容過程
目次/記事
(1)一九六〇年代までの認識/(2)保護者に対する認識の変容/(3)一九七〇年代における認識の変容
目次/記事
2 奥地親子の医療経験
目次/記事
(1)国府台病院を受診するまでの経緯/(2)渡辺との面談
目次/記事
3 希望会に参加した母親たちの変容
目次/記事
(1)母親たちの手記/(2)奥地の葛藤
目次/記事
おわりに
目次/記事
〔第五章 「母親教師」としの奥地圭子ー教育雑誌『ひと』における記述に着目して〕
目次/記事
はじめに
目次/記事
1 仕事と家庭の両立
目次/記事
2 「いのち」の授業と女であること
目次/記事
(1)家庭における困難/(2)『ひと』における学校に行かない子どもについての言及/(3)「いのち」の授業
目次/記事
3 民間教育運動の問い直し
目次/記事
(1)「奥山時子」としての寄稿/(2)民間教育運動についての座談会
目次/記事
4 学校との訣別
目次/記事
おわりに
目次/記事
〔第六章 学校に行かない子どもの治療をめぐる論争ー稲村博と奥地圭子を中心に〕
目次/記事
1 東京シューレの開設
目次/記事
(1)「登校拒否を考える会」の発足/(2)「OKハウス」から「東京シューレ」へ
目次/記事
2 学校に行かない子どもの治療への異議申し立て
目次/記事
(1)稲村の見解についての新聞報道/(2)奥地たちによる異議申し立て
目次/記事
3 学校に行かない子どもに関する稲村の認識と治療
目次/記事
(1)稲村の研究歴/(2)学校に行かない子どもに関する認識/(3)関係者からの批判/(4)学会による調査と稲村の反論/(5)小括
目次/記事
4 奥地の主張とそれへの懸念
目次/記事
(1)「明るい登校拒否」/(2)「明るい登校拒否」への懸念の表明/(3)小括
目次/記事
おわりに
目次/記事
〔第七章 学校に行かない子どもに関する行政の認識と対応の変容ー実態調査と有識者会議を中心に〕
目次/記事
はじめに
目次/記事
1 学校に行かない子どもに関する実態調査
目次/記事
(1)東京シューレの子どもたちによる「登校拒否アンケート]/(2)法務省による「不登校児人権実態調査」/(3)森田洋司たちによる「生徒調査」
目次/記事
2 学校不適応対策調査研究協力者会議
目次/記事
(1)文部省の方針転換/(2)事後対応から未然防止へ/(3)学校不適応対策の限界
目次/記事
おわりに
目次/記事
〔終章〕
目次/記事
1 本研究の総括
目次/記事
(1)本研究が明らかにしたこと/(2)総合考察ー文部省の方針転換に至る過程における相互作用
目次/記事
2 インプリケーション
目次/記事
(1)既成概念にとらわれない当事者への理解と研究/(2)支援の適切性についての対話と第三者評価/(3)学校外の学びの場における学校に行かない子どもへの支援
目次/記事
3 今後の課題
目次/記事
〔付論 学校外の学びの場への通学的県制度の準用過程ーフリースクールと行政の関係性に着目して〕
目次/記事
はじめに
目次/記事
1 文部省のフリースクールに対する姿勢
目次/記事
2 通学定期券制度の準用過程
目次/記事
(1)通学定期券の利用を求める活動の概要/(2)実習用通学定期券
目次/記事
3 学校に行かない子どものための妥結
目次/記事
おわりに
ISBN
978-4-7664-2995-4
内容紹介
”学校ぎらい””登校拒否””不登校”- 「学校に行かない子ども」という問題は、どのように生まれたのか。そして学校に行かないことへの文部省の認識が、個人の「性格的なもの」から「誰にも起こりうるもの」へと大きく転換していった過程はどのようなものだったのか。多様な人びとの「声」から再構成する。 「学校に行かない子ども」へのまなざしの変遷